2026.10.01
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北海道でオール電化をやめたい方へ|後悔する理由や切り替え方法・費用を解説
冬の電気代の請求書を見て、「そろそろオール電化をやめたい…」とお悩みではありませんか。寒さの厳しい北海道では、同じように悩んでいる方が実は大勢います。
総務省の家計調査によると、2025年の北海道地方(二人以上の世帯)における年間光熱・水道費は平均378,852円にのぼります。
ですが、オール電化をやめる方法は「家じゅうの設備をすべてガスや灯油に替える」ことだけではありません。「暖房だけ」「給湯だけ」を替える方法もあれば、電気のまま機器やプランを見直すだけでも、電気代を大きく抑えられる可能性があります。
この記事では、オール電化をやめたくなる理由から、事前に確認すべきポイント、おすすめの設備や費用の比較、光熱費の試算方法までわかりやすく整理しました。
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- 北海道の年間光熱・水道費(2025年・二人以上世帯) 378,852円 総務省統計局 家計調査
- 蓄熱暖房機→寒冷地エアコンの電気使用量 約50%減 北海道電力の試算
- 電気温水器→エコキュートの給湯電気代 60%以上減 北海道電力の試算(札幌・4人世帯)
相談・見積り無料
やめるべきか、続けるべきか。ご自宅の数字で比較します
直近の電気代明細と設備の年数をもとに、オール電化を維持する案とガス・灯油へ切り替える案の両方を試算します。
無料で光熱費を比較してもらう札幌市を中心に2,000件以上の施工実績があります。
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北海道でオール電化をやめたいと感じる主な理由
「オール電化をやめたい」と思う一番のきっかけは、冬場に跳ね上がる電気代と相次ぐ値上げです。北海道は暖房や給湯に使うエネルギーが大きいため、すべてを電気に頼ると冬の負担がどうしても重くなってしまいます。主な理由は次の4つです。
冬の電気代が想定以上に高い
環境省の調査(2023年度推計)によると、北海道の家庭で1年間に使うエネルギーのうち、「暖房」が22.76GJ、「給湯」が10.82GJを占めています(GJ=ギガジュール:熱量の単位)。
エネルギー消費の大部分が暖房と給湯で占められているため、オール電化の家では冬場に電気代が集中してしまいます。夏場との金額差が大きいと、冬の明細を見るたびに気が重くなってしまいますよね。
出典環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 確報値」
電気料金の値上げが続いている
北海道電力は2023年6月に規制料金を平均23.22%引き上げました。さらに標準的な「従量電灯B」プランも、2026年11月1日の改定により、30A契約の基本料金が1,716円30銭(税込)へ引き上げられます。
オール電化向けプランの単価は異なりますが、たび重なる値上げをきっかけに「1つの熱源だけに頼り続けるのはリスクが高いのでは」と感じる方が増えています。
蓄熱暖房機・電気温水器の光熱費が高い
同じオール電化住宅でも、使っている機器の種類によって電気の消費量はまったく変わります。特に「蓄熱暖房機」や「電気温水器」は、電気をそのまま熱に変えるヒーター式のため、電気代が膨らみやすいのが難点です。
北海道電力の試算では、蓄熱暖房機から寒冷地エアコンへ変えると電気使用量が約50%減り、電気温水器からエコキュートへ変えれば60%以上も削減できるとされています。ヒーター式の機器をそのまま使い続けているご家庭ほど、電気代が高くなりやすい構造になっているのです。
停電時に暖房・給湯が使えない
オール電化の場合、冬場に停電が起きると暖房・給湯・IH調理器のすべてが一度に止まってしまいます。ガスや灯油の機器も着火などに電気を必要とするものは多いですが、ポータブル石油ストーブのように単体で使える暖房手段を確保しやすいというメリットがあります。冬の備えという防災の観点から、熱源を分散させておきたいと考えるケースも多いです。
オール電化をやめる前に確認したいこと
切り替えを具体的に検討する前に、まずはご自宅の数字を4つ整理してみましょう。ネットに載っている一般的な平均値は世帯人数や住環境が違うため、そのまま自分の家に当てはめると実際の節約額とズレが生じてしまいます。
現在の電気代の内訳を把握する
直近1年分の検針票やWeb明細を見ながら、月ごとの使用量と請求額をチェックしてみましょう。電気料金には基本料金や電力量料金のほか、燃料費調整額や再エネ賦課金も含まれます。単価だけで計算すると実際の請求額とズレてしまうため、リアルな「請求金額の実績」をベースに比較することが大切です。
出典北海道電力「エネとくスマートプラン 電気料金メニューチラシ」
暖房と給湯のどちらが高いのか確認する
環境省の調査のとおり、北海道の平均的な家庭では暖房にかかるエネルギーが給湯の約2.1倍もあります。暖房を使わない夏場と冬場の請求額を見比べれば、暖房にいくらかかっているかがだいたい掴めます。
冬の暖房費が特に高いなら暖房の切替えを、一年を通して電気代が高いなら給湯の見直しを優先するのが近道です。
出典環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 確報値」
住んでいる地域で使えるエネルギーを確認する
都市ガスは配管が通っているエリアでしか使えないため、ガス会社へ事前に住所の問い合わせが必要です。北海道ガスの供給エリアは札幌・小樽・千歳・函館・北見の5地区ですが、同じ市内でも配管が届いていない区画があります。
都市ガスが使えない地域の場合は、灯油やLPガスに替えるか、省エネ性能の高い電気機器へ買い替えるのが主な選択肢となります。
設備の交換費用と回収年数を試算する
工事費用を取り戻せる年数は「(交換費用 − 補助金)÷ 年間の光熱費削減額」で計算できます。費用の回収に10年かかる場合、その途中で機器が寿命(耐用年数)を迎えてしまわないか考慮することも大切です。
実際のお見積金額とご自宅のエネルギー使用データをもとに、しっかり損益計算を行いましょう。
オール電化をやめる方法は3つ
「オール電化をやめる」というと家じゅうの工事をするイメージがあるかもしれませんが、実際には暖房と給湯を切り離して考えるのが一般的です。IHクッキングヒーターはそのまま使いながら、次の3パターンから選ぶことができます。
この章でわかること
暖房だけをやめる
蓄熱暖房機やパネルヒーターを、灯油FF式ストーブや灯油ボイラー、ガス温水暖房へ変更する方法です。給湯用の電気温水器やエコキュートはそのまま残します。支出の大部分を占める暖房だけを替えるだけでも、十分な電気代削減が期待できます。
なお、灯油を使うには屋外タンク、ガスを使うには引き込み配管工事が必要になります。
給湯だけをやめる
電気温水器やエコキュートを、ガスや灯油のお湯はりボイラー(給湯器)に付け替える方法です。1年中使う給湯器を替える方法は、年間を通して光熱費が高めのご家庭にぴったりです。ただし暖房が電気のままだと冬場の高額請求は残る点に注意しましょう。
また、対象機器を外すことで電気料金プランの変更が必要になる場合もあります。
暖房と給湯をすべてやめる
暖房と給湯の両方を、灯油一体型ボイラーやガス給湯暖房熱源機へ完全に移行させる方法です。家じゅうの光熱費バランスを変えられますが、機器代に加えて配管工事・タンク設置・古い設備の撤去費用がまとめてかかるため、初期費用は最も高くなります。
機器が一斉に買い替え時期を迎えたタイミングで検討するのが現実的です。
オール電化をやめる場合の設備を比較
どのエネルギーに替えるべきかは、お住まいの地域や設備の年数によって決まります。主な選択肢は「灯油」「都市ガス」「LPガス」、そして電気を維持しながら効率を高める「ヒートポンプ機器」の4つです。
燃料代だけでなく、使い勝手や手間も含めて比べてみましょう。
| 設備 | 使える地域 | 燃料の単価(税込) | 手間 | 初期費用の傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 灯油ボイラー・FF式ストーブ | 全道 | 配達147.8円/L、店頭145.5円/L 2026年7月27日調査 | 給油・配達契約、タンクの点検 | 機器+タンク+配管 |
| 都市ガス給湯暖房機 | 配管が来ている地域。北海道ガスは5地区 | 基本946.00円+209.30円/m3 月0〜15m3、2026年9月検針分 | 給油なし | 機器+引き込み配管 |
| LPガス給湯暖房機 | ほぼ全道 | 月10m3で11,663円 札幌、2026年8月31日調査 | 給油なし、ボンベ交換は業者 | 機器+配管 |
| 寒冷地エアコン・エコキュート | 全道 | 電気の単価のまま | 給油なし | 機器のみ、補助制度あり |
※表は横にスクロールできます
出典資源エネルギー庁「石油製品価格調査」北海道経済産業局公表表/北海道ガス「料金表一覧」/石油情報センター「一般小売価格 LPガス 速報」
※上記の初期費用は一般的な目安です。実際の金額はお宅ごとの現地見積もりによって変わります。
灯油ボイラー・FF式ストーブ
道内で根強い人気がある熱源で、都市ガスが通っていないエリアでも設置できます。2026年7月27日時点の北海道の灯油価格は、配達で147.8円/L、店頭で145.5円/L(税込)です。灯油価格は毎週変動するため、試算時は最新の価格を反映することがポイントです。
屋外にホームタンクを置く場所が必要なことや、定期的な給油の手間がかかる点が特徴です。
都市ガス給湯暖房機
北海道ガスの一般料金(2026年9月検針分)は、月に0〜15m3使う場合で基本料金946.00円、従量単価が209.30円/m3(税込)です。15〜50m3使う区分では、基本料金1,454.20円、従量単価175.42円/m3(税込)となります。使えば使うほど単価が安くなる料金体系のため、暖房とお湯をまとめて都市ガスにすると、おトクな区分が適用されやすくなります。
なお、2026年9月分は国の補助が反映された価格のため、補助終了後は単価が上がる見込みです。給油の手間がないメリットがある一方、配管の引き込み工事が必要で、使える地域が限られる点に留意しましょう。
LPガス給湯暖房機
プロパンガス(LPガス)はボンベで配送されるため、地域の配管網を気にせず導入できます。石油情報センターの調査(2026年8月31日時点)によると、札幌の平均価格は月5m3で7,089円、10m3で11,663円、20m3で20,245円(税込)です。
ガス会社ごとに自由な価格設定ができるため、平均値より高い・安いといった幅があります。暖房にも使うと使用量が増えるため、契約前にガス会社から見積もりを取って確認しておくと安心です。
寒冷地エアコン・ヒートポンプ
電気を使い続けながら、機器だけを省エネ性能の高い「ヒートポンプ式」に買い替える手もあります。空気の熱を集めて活用する仕組みで、北海道電力によるとエコキュートは「1の電気で2以上の熱を生み出せる」とされています。
また「寒冷地向けエアコン」は、外気温が−25℃になっても部屋を暖められます。新しい配管やタンクを設置する必要がなく、国や自治体の補助金も使いやすいため、「電気のまま電気代を抑えたい」というご家庭にぴったりです。
オール電化をやめる場合にかかる費用
工事にかかる費用は、大きく分けると「新しい機器の代金」「燃料を入れる設備代」「古い機器の撤去費」の3つです。実際の施工費はお家の構造や配管の長さによって変わるため、メーカーカタログに載っているのはあくまで本体価格のみとなります。
この章でわかること
暖房設備の交換費用
灯油機器の目安としてメーカー希望小売価格をご紹介します。コロナ製の暖房専用ボイラー「UHB-G75H」は本体・給排気筒込みで348,700円(税抜317,000円)、FF式ストーブ「FF-6826PK」は268,400円(税抜244,000円)です(いずれも工事費別)。
温水パネルや床暖房にはボイラー、お部屋ごとの暖房にはFF式ストーブが適しています。実際の割引価格や工事費はお見積もりで確定します。
出典株式会社コロナ「暖房専用ボイラー」/株式会社コロナ「FF式輻射ストーブ」
給湯器の交換費用
選ぶ機種(灯油・ガス・エコキュート)によって本体代や工事内容が変わります。電気温水器から付け替える場合、古い大型タンクの搬出、新しい機器の据え付け、給排水管の接続替えなどの作業をおこないます。エコキュートを選ぶ場合は、補助金を使った後の「実質的な負担額」で比較検討してみましょう。
灯油タンク・ガス配管の設置費用
灯油を使う仕様にする場合、屋外にホームタンクを設置し、機器まで灯油を送る配管を引き回す必要があります。タンクのサイズや基礎工事、配管の長さで費用が変わります。昔灯油を使っていてタンクがそのまま残っているお家なら、点検して再利用できる可能性があり、初期費用を抑えられます。
都市ガスを引き込むには、道路下のガス管から敷地内へ配管を延ばす工事と、家の中の配管施工が必要です。敷地内の工事費用は基本的に施主の負担となり、本管からの距離や家の中のルートによって金額が変わります。LPガスの場合は配管制限はありませんが、契約プランによって工事費の支払い方法(無償貸与など)が異なるため事前確認をしておきましょう。
既存設備の撤去費用
蓄熱暖房機や大型の電気温水器タンクは非常に重いため、撤去・処分のための費用が別で発生します。国の「給湯省エネ2026事業」補助金を活用して対象の省エネ機器へ買い替える場合、蓄熱暖房機で1台4万円(2台まで)、電気温水器で1台2万円の「撤去加算」を受け取ることができます。
※この撤去加算を受け取るには、エコキュートなど指定の省エネ機器を導入することが必須条件となります。
オール電化をやめると本当に安くなる?
結論から言うと、ヒーター式の機器(蓄熱暖房機や電気温水器)を使っているお家は安くなる効果を実感しやすいですが、すでにエコキュートなどの省エネ機を使っているお家では差額が小さくなる傾向があります。光熱費が安くなるかどうかは、燃料の単価だけで決まるわけではありません。
「同じ暖かさや湯量を得るために必要なエネルギーの量」「機器の省エネ性能」「ご家庭での年間使用量」が組み合わさって決まります。
熱量あたりの単価で比較する
単位がバラバラな「電気・灯油・ガス」を公平に比べるため、環境省の換算値をベースに「1MJ(メガジュール)あたりの単価」へ揃えて比較したのが次の表です。
| エネルギー | 単価(税込) | 発熱量 | 1MJあたりの単価 |
|---|---|---|---|
| 灯油(配達) | 147.8円/L | 36.5MJ/L | 4.05円 |
| 都市ガス(月0〜15m3) | 209.30円/m3 | 45.0MJ/m3 | 4.65円 |
| 電気(エネとくスマートlife) | 30円80銭/kWh | 3.6MJ/kWh | 8.56円 |
| 電気(従量電灯B 280kWh超過分) | 45円70銭/kWh | 3.6MJ/kWh | 12.69円 |
※表は横にスクロールできます
出典環境省「導入効果の試算方法・条件」/北海道電力「エネとくスマートlifeプラン」
※上記の1MJあたりの単価は「単価÷発熱量」で計算した理論値です。基本料金や調整額、機器自体の省エネ効率は含まれていません。
比較する際に注意したいポイントが2つあります。1つ目は「機器のエネルギー効率」です。エコキュートは、使った電気の2倍以上の熱を生み出すことができます。実際のコストを出すには、電気の1MJ単価をヒートポンプの効率(COP)で割って計算する必要があります。2つ目は「燃料価格の変動」です。表にある単価は作成時点の数値ですので、検討時は最新の価格を当てはめて計算しましょう。
自宅の使用量で年間差額を計算する
ご自宅の利用データを使って、年間でいくら安くなるかを試算する3ステップです。
- 暖房にかかっている電気代を割り出す1年間の電気代合計から「暖房を使わない月(夏場など)の平均額×12ヶ月分」を引き算します。
- 使った熱量に換算する暖房代を電気プランの単価で割って使用量(kWh)を求め、3.6MJ/kWhを掛けて熱量(MJ)に換算します。
- 切り替え後の暖房費を計算する熱量(MJ)に替えたい燃料の1MJ単価を掛け、新しい燃料の基本料金や機器効率を加味します。
ちなみに、2025年家計調査(二人以上世帯)での年間灯油支出は、北海道平均で94,430円、札幌市平均で86,812円です。灯油を使っていないご家庭も含めた統計ですが、「灯油に替えたらどれくらいになるか」の目安として参考にしてみてください。
交換費用の回収年数を計算する
元が取れるまでの年数は「(初期工事費用 − 補助金)÷ 年間の削減額」で計算できます。この期間が機器の寿命より短ければ、買い替える価値が十分にあります。回収に機器の寿命以上の年数がかかってしまう場合は、損をしてしまうリスクがあります。
燃料代が上がった場合・下がった場合の両パターンを想定して、慎重にチェックしておくと安全です。
オール電化をやめずに電気代を抑える方法
「工事費用がかさむ」「地域的にガスや灯油への変更が難しい」といった理由から、オール電化のまま電気代を抑えたい方も多いはずです。熱源を替えなくても、「プラン」「機器」「補助金」「使い方」の4つの切り口で見直せるポイントがあります。
料金プランを見直す
北海道電力のオール電化向けメニューには、時間帯で単価が変わる「エネとくスマートプラン」と、24時間いつでも同じ単価の「エネとくスマートlifeプラン」があります。前者は昼間38円22銭/kWh・夜間休日29円44銭/kWh(基本料金486円20銭/kW)、後者は終日30円80銭/kWh(基本料金689円70銭/kW)です(すべて税込)。
日中に家にいることが多いなら定額タイプ、夜間にお湯はりや蓄熱をまとめられる生活スタイルなら時間帯別タイプがぴったりです。基本料金は契約電力で決まるため、機器を入れ替えるタイミングで契約容量も見直してみましょう。
出典北海道電力「エネとくスマートプラン」/北海道電力「エネとくスマートlifeプラン」
蓄熱暖房機を寒冷地エアコンに替える
北海道電力の試算によると、蓄熱暖房機から寒冷地エアコンへ買い替えることで、暖房にかかる電気使用量を約50%カットできます。
どれくらいおトクになるかは契約している電力プランの単価次第ですが、深夜電力で蓄熱するタイプからエアコンへ替えると使う時間帯が変わるため、電力プランも合わせて選び直すのがポイントです。
電気温水器をエコキュートに替える
北海道電力の試算モデル(札幌・4人世帯想定)では、電気温水器からエコキュートへ変えると、お湯を沸かす電気代を60%以上も削減できるとされています。季節を問わず1年中省エネ効果を実感できる見直しです。ガス・灯油ボイラーへの買い替え案と同時にエコキュートの見積もりも取り、見比べてみるのがおすすめです。
補助金・キャンペーンを使う
国の「給湯省エネ2026事業」を使えば、エコキュート導入で基本7万円/台(高効率モデルなら+3万円加算)の補助金が出ます(申請期限:2026年12月31日まで、予算上限で終了)。
さらに、北海道電力の「2026エコ替えキャンペーン」(2026年4月1日〜2027年1月31日)なら、提携施工店でヒーター機器からエコキュートや寒冷地エアコンへ替えることで最大21万円の設置補助を受けられます。予算枠がなくなり次第終了となるため、早めの確認がおすすめです。
出典経済産業省「給湯省エネ2026事業」/北海道電力「2026エコ替えキャンペーンの開始について」
断熱・使い方を見直す
家の中の熱を外に逃がさない工夫をするだけでも、電気代は抑えられます。二重窓(内窓)を取り付けたり、断熱カーテンを下げたり、隙間風を防ぐシートを貼ったりする工夫は、低予算でできる効果的な寒さ対策です。
また、蓄熱暖房機で翌日の天気予報に合わせて蓄熱量を調整したり、電気温水器のお湯はり設定を適正に直したりするだけでも、無駄な電気を使わずに済みます。
相談・見積り無料
やめる案と続ける案、どちらも試算できます
灯油・ガスへの切り替えと、電気のまま高効率機器へ更新する案を、同じ条件で比較したうえでご提案します。
無料で試算を依頼する補助金が使えるかどうかもあわせて確認します。
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オール電化をやめたほうがよいケース・やめないほうがよいケース
ここまでの計算式をもとに考えると、切り替えのメリットが大きいケースと、慎重に判断したいケースは次のように分かれます。いずれの場合も、しっかりお見積もりを取って回収年数を計算してから判断するのが成功のコツです。
やめたほうがよいケース
- 都市ガスの供給エリア内で、道路のガス管から家までが近く配管工事が小さい
- ヒーター式の暖房機を使っていて、暖房の使用量が多い(灯油4.05円/MJに対し電気8.56円/MJ)
- 蓄熱暖房機や電気温水器が寿命を迎え、どのみち買い替えが必要
やめないほうがよいケース
- 設備がまだ新しく、工事費の回収年数が機器の寿命を超えてしまう
- 都市ガスが引けず、灯油タンクの設置場所や給油の手間が負担になる
- 太陽光発電や蓄電池と組み合わせていて、自家消費のメリットが大きい
都市ガスは給油の手間がかからないうえ、使えば使うほど単価が安くなる仕組みがあるため、暖房とお湯をまとめて変更するほどメリットが大きくなります。一方、新築や築浅のお家では、無理に買い替えず、電気料金プランの見直しや簡単な断熱対策から始めるのがおすすめです。
太陽光パネルを設置しているお家なら、日中に発電した電気を使ってお湯を沸かしたり暖房を動かしたりできるため、電気を使うほど自家消費のメリットが増します。さらに蓄電池もあれば夜間や停電時にも電気が使えるため、「停電に弱い」というオール電化の弱点もカバーできます。エコロジーライフでは、熱源の切り替えと太陽光・蓄電池を活用するプランの双方を同時にシミュレーションすることが可能です。
オール電化をやめるときの注意点
切り替えを決めた後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に知っておくべき注意点が5つあります。お見積もりの段階で施工業者へ確認し、不安を解消しておきましょう。
- 電気料金プランが変わる/電化向けプランは電気の給湯機器などを使っていることが加入条件です。給湯や暖房をガス・灯油へ替えると「従量電灯B」などへ移行する必要があります。
- 供給エリアと設置場所の制約/灯油タンクは消防法などで定められた安全距離が必要で、FF式ストーブは壁に排気用の穴を開けられるか確認が必要です。
- 給油・点検の手間/残量の確認やタンクの水抜き、定期点検などの管理が新たに発生します。
- 工事の期間と時期/暖房を使わない春〜秋に工事を完了させる計画がベストです。
- 補助金の期限と条件/登録事業者を通した申請が必要な制度もあり、定員に達した時点で受付終了となります。
出典北海道電力「従量電灯」/経済産業省「給湯省エネ2026事業」
よくある質問
オール電化をやめれば光熱費は下がりますか
ご家庭の使用量や今お使いの機器によって変わるため一概には言えません。理論上の単価で比べると、灯油が4.05円/MJ、電気(エネとくスマートlife)が8.56円/MJと灯油のほうが安くなります。しかしエコキュートは少量の電気でたくさんの熱を作れるため、差はぐっと縮まります。
実際の年間請求額をもとに削減額を算出して判断しましょう。
暖房だけ、給湯だけをやめることはできますか
可能です。「暖房だけを灯油やガスにして、給湯は電気のまま」「給湯だけを別の燃料にする」という施工はよく選ばれている方法です。
北海道ではエネルギー消費の約2.1倍を暖房が占めているため、暖房から見直すほうがコストダウンの効果を得やすくなります。
電気温水器やエコキュートからガス・灯油の給湯器に交換できますか
問題なく交換できます。古いタンクを撤去し、新しい機器を取り付けて配管を接続し直すのが標準的な工事の流れです。
ガスの引き込みや灯油タンクの設置場所が必要となります。また、機器を取り外すことで電気料金プランの変更が必要になるかも合わせて確認いたします。
工事費用はどれくらいかかりますか
機器の定価例として、コロナ製暖房ボイラーが348,700円(税抜317,000円)、FFストーブが268,400円(税抜244,000円)です。
配管やタンク設置、撤去にかかる工事費はお家の状況によって大きく変わるため、現地での事前お見積もりで総額をご提示いたします。
冬のランニングコストはどれくらい差が出ますか
冬場にどれくらい安くなるかは、暖房をどれくらい使うかによって大きく変わります。理論値の熱量単価では、灯油と電気(エネとくスマートlife)で1MJあたり4.51円(税込)の差があります。
ただし基本料金や機器の省エネ効率によっても変動するため、実際の明細をもとにご自宅専用のシミュレーションをするのが一番確実です。
今の設備を使い続けたほうが安いケースはありますか
十分に考えられます。「まだ買ったばかりで費用回収に時間がかかるお家」や「都市ガスが引けず灯油の手間を避けたいお家」などです。また太陽光パネルがある場合も発電した電気を活用できるため、電化維持が有利になります。
無理に熱源を変えるだけでなく、電気プランの変更や省エネ機器への買い替えで電気代を抑える選択肢も合わせて考えてみましょう。
まとめ|光熱費と交換費用を比較して判断する
この記事のポイント
オール電化の見直しは、単純に燃料の単価だけで決めるべきではありません。ご自宅の暖房・給湯の使い方から削減できる金額を算出し、初期費用や補助金を計算して「何年で元が取れるか」を設備の寿命と照らし合わせるのが一番失敗しない手順です。
部分的な熱源の切り替えや、ヒートポンプ機器+補助金を使ったオール電化の継続など、複数の選択肢をしっかり比較して納得のいく方法を選びましょう。
エコロジーライフでは、オール電化を維持する案とガス・灯油へ切り替える案の両方から、お客様のご自宅に合わせた最適な試算・ご相談をおこなっています。ぜひ直近の電気代明細とお手元の設備年数をご確認の上、お気軽にご相談ください。
相談・見積り無料
ご自宅の明細で、やめる・続けるを比較します
直近の電気代明細と設備の設置年をご用意いただければ、切り替え後の光熱費と回収年数まで具体的にお出しします。
無料で相談・見積りを依頼する札幌を中心に北海道全域へ対応|創業20年以上・施工実績2,000件
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