2026.09.08
ブログ
北海道のオール電化は電気代が高い?平均額と「やめたい」の本音、太陽光+蓄電池という答え
北海道のオール電化住宅では、冬になると電気代が大きく上がることがあります。
電気代を押し上げやすいのは、暖房と給湯です。古い蓄熱暖房機や電気温水器を使っている場合は消費電力量が増えやすく、料金プランが生活時間と合っていないことで負担が膨らんでいる家庭もあります。
「オール電化をやめて灯油に戻すべきか」「太陽光発電や蓄電池を入れたほうがいいのか」と迷ったら、まず現在の電気の使い方と設備を確認し、それぞれの費用を比べてみましょう。
- 創業20年以上
- 施工実績2,000件
- 相談実績10,000件超
- 北海道 2人以上世帯の電気代(月平均) 12,328円 2024年・総務省 家計調査
- 家庭のエネルギーに占める灯油 54.1% 全国平均は15.6%(環境省)
- 導入後の8月の電気代 約4,700円 札幌市南区・久志様邸の事例
相談・見積り無料
まずは電気代の中身を無料で確認
暖房・給湯にどれくらい電気代がかかっているのか、無料の光熱費シミュレーションで確認できます。
無料で光熱費をシミュレーションする創業20年以上・施工実績2,000件の建築屋がお答えします。
- 相談・見積りは無料
- 札幌市を中心に対応
- 施工実績2,000件
北海道のオール電化、電気代の実額はいくらかかっているのか
総務省統計局の家計調査によると、2024年の北海道地方における二人以上世帯の電気代は、月平均12,328円でした。
ただし、この金額にはガスや灯油を併用している世帯も含まれます。暖房・給湯・調理まで電気でまかなうオール電化住宅の冬の電気代とは、分けて考える必要があります。
世帯人数と住宅の断熱性能で電気代の上限は大きく変わる
北海道のオール電化住宅では、世帯人数だけで冬の電気代を判断できません。住宅の断熱性能や使用している暖房・給湯設備によって、消費電力量が大きく変わるためです。
資源エネルギー庁が紹介している月10万円超の事例では、月間消費電力量が3,000〜5,000kWh程度に達していました。平均的な家庭の約400kWhと比べても、かなり多い水準です。
出典資源エネルギー庁「ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える」
ただし、すべてのオール電化住宅で同じような電気代になるわけではありません。特に確認したいのは、築年数や断熱性能、暖房設備、給湯設備の種類です。家族が多くても高断熱住宅で高効率な設備を使っている家庭と、古い住宅で蓄熱暖房機や電気温水器を使っている家庭では、冬の負担に大きな差が出ます。
一戸建てはマンションより電気代が高くなりやすい
同じ人数で暮らしていても、一戸建てはマンションより暖房に多くのエネルギーを使う場合があります。
戸建ては外気に接する壁や窓、屋根などの面積が広く、室内の熱が外へ逃げやすいためです。マンションは上下左右をほかの住戸に囲まれているケースが多く、外気の影響を受ける面積が比較的少なくなります。
戸建てでも断熱性能が高ければ暖房負荷を抑えられますが、築年数が古く、窓や断熱材の性能が低い住宅では冬の電力消費が増えやすくなります。世帯人数だけではなく、住宅そのものの性能を見ることが欠かせません。
北海道でオール電化の電気代が跳ね上がる理由
北海道でオール電化の電気代が上がりやすい背景には、暖房に使うエネルギーの多さがあります。
環境省の調査では、北海道の家庭が1年間に消費するエネルギーのうち、灯油が54.1%を占めています。全国平均の15.6%と比べても高く、北海道の暮らしでは暖房などに多くのエネルギーが必要なことが分かります。
オール電化住宅では、灯油やガスが担っていた暖房・給湯まで電気でまかないます。冬の電気代が高くなるのは、北海道特有のエネルギー事情が大きく関係しています。
暖房と給湯が電気代を押し上げやすい北海道の暮らし
北海道は暖房を使う期間が長いうえ、冬は水道水の温度も下がります。室内を暖めるだけでなく、お湯を沸かすためにも夏より多くのエネルギーが必要です。
特にオール電化住宅では、暖房と給湯の使用量がそのまま電気代へ反映されます。夏場はそれほど高くなかった家庭でも、暖房が本格稼働する冬になると請求額が急に増えることがあります。
北海道の電気代を見直すなら、照明やテレビなどの細かな節電より、まず暖房と給湯にどれだけ電気を使っているかを確認したほうが原因をつかみやすいでしょう。
夜間が安く日中が高い料金プランが生活と噛み合わないケース
北海道電力のオール電化住宅向け「エネとくスマートプラン」は、電力量料金が日中38.22円/kWh、夜間・日祝29.44円/kWhに設定されています。日中時間は原則8時〜22時です。
在宅ワークをしている家庭や、小さな子どもがいて日中も在宅する時間が長い家庭では、料金の高い時間帯にも多くの電気を使うことになります。
契約した当時と生活スタイルが変わっている場合もあるため、設備交換を考える前に、現在の料金プランが電気の使い方と合っているか確認しておきましょう。
導入時期の古い蓄熱暖房機・電気温水器が電気代を押し上げる
古いオール電化住宅では、料金プランより設備そのものが電気代を押し上げている場合があります。
資源エネルギー庁が紹介した月10万円超の事例では、消費電力量の約7割が蓄熱暖房機、約2割が電気温水器でした。
出典資源エネルギー庁「ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える」
蓄熱暖房機は電気ヒーターで熱をつくって蓄え、時間をずらして放熱する仕組みです。電気温水器も電気ヒーターでお湯を沸かします。現在主流となっているヒートポンプ式のエコキュートや寒冷地向けエアコンとは、電気の使い方が大きく異なります。
長年同じ暖房・給湯設備を使っている家庭では、節電方法を探す前に機器の種類と設置年を確認してみてください。設備更新によって消費電力量そのものを減らせる可能性があります。
灯油に戻すのは、やめたい人にとって正解なのか
「オール電化をやめて灯油に戻したほうが安いのでは」と考える人もいるでしょう。
実際に光熱費が下がった事例はあります。ただし、灯油は原油価格や為替、国の支援策によって価格が動くため、過去の金額だけを見て判断するのは避けたいところです。
電気と灯油、2026年時点のリアルな価格で比べる
エネコープが紹介している石狩市の事例では、2023年1月に電気代が11万円を超えていた家庭が、2023年11月に灯油へ切り替えました。その後、2024年1月の光熱費は電気代約1万円、灯油代約3.2万円の合計約4.2万円になったとされています。
出典エネコープ「オール電化の電気代高くてやばい。灯油への切り替えで光熱費削減 実例公開!」
ただし、この事例をそのまま2026年の光熱費比較に使うことはできません。灯油価格はその後も変動しているためです。
2026年には中東情勢を受け、政府が3月19日から灯油などを対象とした緊急的な価格抑制策を開始しました。支援額も固定ではなく、2026年8月27日以降の灯油・重油への支給単価は32.5円/Lとなっています。
出典資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」
灯油へ切り替える場合は、「以前はこれくらい安かった」という事例より、検討時点の灯油価格と電気料金を使って試算する必要があります。
灯油に戻すメリットと見落としやすいデメリット
灯油暖房へ切り替えれば、暖房に使っていた電気の消費量を減らせます。現在使っている電気暖房の種類や灯油価格によっては、冬の光熱費を抑えられる家庭もあるでしょう。
一方、切り替えにはボイラーや灯油タンクなどの購入・設置費用がかかります。設備によっては電源を必要とするため、「灯油なら停電時でも必ず使える」とは限りません。
価格変動も無視できないポイントです。灯油は購入し続ける必要があり、原油価格や為替、政府の支援策によって家計負担が変わります。
灯油に戻すメリット
- 暖房に使っていた電気の消費量を減らせる
- 電気暖房の種類や灯油価格によっては、冬の光熱費を抑えられる家庭もある
見落としやすいデメリット
- ボイラーや灯油タンクなどの購入・設置費用がかかる
- 電源を必要とする設備もあり、停電時に必ず使えるとは限らない
- 原油価格・為替・政府の支援策によって燃料費が変動する
目先の冬の光熱費だけでなく、設備費と今後の燃料費まで含めて比較したうえで判断する必要があります。
太陽光+蓄電池を導入した家庭の電気代はどこまで下がったか
灯油への切り替えが「購入する燃料を変える方法」だとすれば、太陽光発電は自宅で使う電気の一部を自宅でつくる方法です。
蓄電池を組み合わせれば、昼間に発電した電気をためて、発電量が減る夕方以降にも使えます。北海道でも、太陽光発電と蓄電池の導入によって光熱費が大きく変わった家庭があります。
実際に導入した札幌市の家庭に起きた変化
札幌市南区の久志様邸では、太陽光発電約6.8kWと蓄電池を導入し、省エネリフォームも実施しました。
導入前は年間光熱費が約61万円で、冬には月10万円近くかかることもあった家庭です。導入後は8月の電気代が約4,700円まで減少し、売電収入を含めると実質的に収支がプラスになる月もありました。
冬も、以前は3月請求分が8万円を超えていましたが、導入後は3万円台まで下がっています。
もちろん、同じ設備を導入すればすべての家庭で同額になるわけではありません。屋根の向きや発電容量、電気使用量、暖房・給湯設備などによって削減額は変わります。自宅の条件でシミュレーションしてから判断するのが現実的です。
導入費用と回収期間の考え方
太陽光発電と蓄電池の費用は、設置する容量や屋根の形状、工事内容によって変わります。
確認したいのは初期費用だけではありません。年間でどれだけ電気代を減らせるのか、売電収入をどの程度見込めるのか、何年間使う予定なのかまで含めて考える必要があります。
住宅用太陽光発電では、2025年度下期から「初期投資支援スキーム」が導入されています。住宅用太陽光発電の買取価格は1〜4年目が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhです。
出典経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等」
北海道では雪への対応も必要です。太陽光パネルだけの価格ではなく、積雪を考慮した設計や施工を含めた見積りで、回収期間を確認してください。
停電時に暖房と給湯を止めない安心感
太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリットは、電気代だけではありません。停電時に蓄電池から電気を供給できることも利点のひとつです。
ただし、「蓄電池があれば家中の電化製品を普段どおり使える」とは限りません。停電時に使える機器は、蓄電池の容量や出力、特定負荷型・全負荷型といった接続方式、住宅側の配線によって変わります。
エコキュートや暖房機器を停電時にも使いたい場合は、導入前に「どの機器へ給電できるのか」まで確認しておくと安心です。
エコロジーライフでは、北海道の住宅を中心に太陽光発電・蓄電池を施工しており、施工実績は2,000件、相談実績は10,000件を超えています。
雪国での設置を前提に相談できるため、発電量だけでなく積雪や住宅設備まで含めて検討できます。
相談・見積り無料
自宅の電気代がどこまで下がるか無料で確認
太陽光発電と蓄電池を導入した場合の電気代を、自宅の条件に合わせてシミュレーションできます。
無料でシミュレーションを依頼する施工実績2,000件・相談実績10,000件超。雪国での設置を前提にご提案します。
- 相談・見積りは無料
- 札幌市を中心に対応
- 施工実績2,000件
オール電化をやめる前に確認したい導入判断の基準
オール電化の電気代を下げる方法は、灯油への切り替えや太陽光発電だけではありません。
料金プランの見直しだけで改善する家庭もあれば、暖房・給湯設備や住宅の断熱性能から見直したほうがよいケースもあります。大きな費用をかける前に、次の2点を確認しておきましょう。
この章でわかること
契約中の電気料金プランが暮らしに合っているか
太陽光発電や灯油への切り替えを検討する前に、現在の料金プランを確認してみてください。
夜間の単価が安く、日中の単価が高い料金プランを契約している家庭では、日中に多くの電気を使う生活へ変わると、契約当初に想定していたメリットを受けにくくなる場合があります。
料金プランを変えるだけで負担を抑えられるのか、それとも暖房や給湯の消費電力量そのものが多いのか。先に原因を分けて考えると、不要な設備投資を避けやすくなります。
屋根の形状・断熱性能・積雪対策との相性
北海道で太陽光発電を設置するなら、屋根の向きや形状だけでなく、積雪を前提とした設計が必要です。年間の想定発電量は、屋根の条件や周辺の日射環境によって変わります。
住宅の断熱性能も確認しておきたい項目です。代表的な指標がUA値で、数値が小さいほど建物から熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを示します。
省エネ基準では、寒冷地にあたる地域区分1・2のUA値は0.46W/㎡K以下が基準です。
断熱性能が低い住宅では暖房に必要なエネルギーが増えるため、太陽光発電だけでなく、窓や断熱材などの改修をあわせて検討したほうが合理的なケースもあります。
屋根・積雪・断熱性能まで含めて現地調査を受け、そのうえで発電量と光熱費のシミュレーションを確認すると判断しやすくなります。
よくある質問
北海道でオール電化の電気代が高くなるのはなぜですか。
北海道では暖房に多くのエネルギーを使うため、暖房・給湯まで電気でまかなうオール電化住宅は冬の消費電力量が増えやすくなります。
特に、蓄熱暖房機や電気温水器など消費電力量の多い設備を使っている家庭では、冬の電気代が高額になる場合があります。料金プランと生活時間が合っているかも確認しておきたいポイントです。
4人家族・戸建てだと冬の電気代はどのくらいになりますか。
4人家族だから月○万円と一律には決められません。床面積や断熱性能、暖房・給湯設備、室温設定などによって電気使用量が大きく変わるためです。
資源エネルギー庁では、古い蓄熱暖房機や電気温水器を使う寒冷地のオール電化住宅で、月10万円を超えた事例を紹介しています。
出典資源エネルギー庁「ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える」
平均額だけを見るより、自宅の使用量と設備を確認したほうが実態を把握できます。
電気代が「やばい」と感じたら最初に何を見直すべきですか。
最初に確認したいのは、電気の使用量と料金プランです。前年同月と比べて使用量が増えているのか、単価の高い時間帯に多く使っているのかを確認します。
次に、暖房と給湯設備の種類・設置年を見てください。蓄熱暖房機や電気温水器を長く使っている場合は、設備更新によって消費電力量を減らせる可能性があります。
灯油に戻すと本当に安くなりますか。
オール電化から灯油へ切り替えて光熱費が下がった事例はあります。ただし、灯油価格は原油価格や為替、政府の支援策によって変動します。
設備費もかかるため、過去の成功事例だけで決めるのではなく、現在の灯油価格と自宅の電気使用量を使って比較してください。
太陽光と蓄電池を導入すると電気代はどれくらい減りますか。
削減額は住宅によって異なります。
エコロジーライフの札幌市南区の事例では、年間光熱費が約61万円だった家庭で、導入後の8月の電気代が約4,700円まで下がりました。冬の3月請求分も8万円超から3万円台になっています。
関連記事エコロジーライフ「年間光熱費61万円→夏は電気代が実質プラスに?太陽光発電+蓄電池のリアル体験談」
発電容量や屋根の条件、電気使用量が異なれば結果も変わるため、自宅の条件でシミュレーションする必要があります。
停電時に太陽光と蓄電池はどこまで頼れますか。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、停電時でも蓄電池に残っている電気や、太陽光で発電した電気を利用できる場合があります。
ただし、使用できる家電や住宅設備は蓄電池の容量・出力・接続方式によって異なります。暖房やエコキュートを使いたい場合は、契約前に停電時の給電範囲を確認してください。
太陽光・蓄電池の導入費用はどれくらいで回収できますか。
回収期間は、導入費用と年間の電気代削減額、売電収入によって変わります。
住宅用太陽光発電の買取価格は1〜4年目が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhです。
出典経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等」
北海道では積雪対策を含めた施工費が必要になる場合もあります。一律の年数で考えず、自宅の見積額と想定発電量から計算してください。
蓄電池の補助金は今も使えますか。
令和7年度補正の「DR家庭用蓄電池事業」は、2026年5月29日に交付申請額が予算へ到達したため、公募を終了しています。
出典一般社団法人環境共創イニシアチブ「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」
蓄電池の補助制度は年度や自治体によって内容が変わるため、導入時点で国・北海道・市町村の最新制度を確認してください。
まとめ|電気代が高いなら、まず比べてから決める
この記事のポイント
北海道のオール電化住宅で冬の電気代が高くなる主な要因は、暖房と給湯です。住宅の断熱性能や設備の種類、契約している料金プランによっても負担は変わります。
灯油へ戻せば光熱費を抑えられる家庭もありますが、設備の導入費用がかかり、灯油価格の変動も避けられません。
太陽光発電と蓄電池なら、自宅でつくった電気を使うことで購入する電力量を減らせます。札幌市内でも、導入後に夏の電気代が下がり、冬の負担も減った事例があります。
ただし、どの方法が最も得になるかは住宅ごとに違います。
まずは現在の電気使用量、料金プラン、暖房・給湯設備、住宅の断熱性能を確認し、灯油への切り替えと太陽光発電・蓄電池の導入を同じ条件で比較してみてください。数字を並べてから判断すれば、「オール電化をやめるべきか」という迷いにも答えを出しやすくなります。
相談・見積り無料
北海道の住宅に合わせて比較・ご提案します
現在の電気使用量と住宅の条件から、灯油への切り替えと太陽光発電・蓄電池の導入を同じ条件で比較できます。ご相談・お見積りは無料です。
無料で相談・見積りを依頼する札幌を中心に北海道全域へ対応|創業20年以上・施工実績2,000件
- 相談・見積りは無料
- 札幌市を中心に対応
- 施工実績2,000件